はじめてTさんと会った我々は、まずその風貌に驚いた。履歴書では確かに二十八歳なのだが、見た目が四十歳以上なのである。顔には深いしわが刻まれ、髪の毛は「ささやかに」生えているといった感じである。少々太り気味のためか物腰はゆったりとしており、それがまた年齢不相応な貫禄を醸し出している。どう見ても四十代の管理職といった風情なのであった。が、転職に容姿風貌は関係ない。我々はTさんの希望にあった企業情報を提
年齢不相応な貫禄がある人の転職活動... の続きを読む
僕はまだ17なのですが高校を中退してから親に仕事をしろといわれ仕事まではいきませんがパートをやっています。僕はいろいろなパートを転々としていました。まずコンビニコンビニはレジが基本です。あとは品だしや。補充なともやります。コンビニはらくに見えて楽じゃありません。次に引越し。引越しはかなりきついです。一時間以上本気で腕相撲をしているような感覚になります。そして僕がいまやっている新聞配達。毎日朝3時に
いろいろなパート... の続きを読む
われわれの資格は正反対であり、おそらく最も古典的かつエリート的な資格である弁護士資格においても、ただ取得だけが目的とされ、そのための学習コースが盛況を極めるといった様相を呈している。あるいは教員という職業の採用と無関係に、教員資格の取得が目的とされるというのが、われわれの現実である。なるほど医者や弁護士といったエリート的な資格においては、公的な規制によって職業が保障され、それによって資格の価値は守
日本の資格は持っていればベター程度... の続きを読む
就職状況の全体像についてこうした分析を行ったのは初めての試みと思うが、以上から、従来見過ごされてきた「二つの重要な事実」を導き出すことができる。一つは二〇一〇年春、就職できずに卒業した既卒者のうち、約七万人が二〇一一年度の就職戦線でも「二年目の求職活動」を行っていたとみられるという事実である。加えて七万二四〇〇人の一年留年生のうち約半数が新卒扱いで求職中とすれば、実に一〇万人前後が現役四年生に混じ
「二周目の就活」を強いられる人々... の続きを読む
資本と労働の行動が変化すれば、それは日本型雇用システムの内部環境自体が変化することを意味している。それはシステムを内部から変動させる最大の要因となり、それは構造そのものにかかわる変動の要因となる。資本に関しては明白である。もしそれが、経営者支配型から株主支配型へと転換するなら、資本利益の追求の圧力が強まることは明らかだ。まず第一に否定されるのは、雇用保障の観念であり、あるいは企業買収を通じた新たな
経営者支配型→株主支配型への転換は日本型雇用システ... の続きを読む